赤ちゃん歯科
「赤ちゃんはまだ歯が生えていないのに、歯医者さん?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし実は、歯が生える前からのむし歯予防こそ、生涯にわたるお口の健康、ひいては全身の健康へとつながることをご存知でしょうか。
むし歯はコントロールできる!
昔は遺伝的要因が強いとされていた歯科疾患も、現代では環境要因の方が大きな影響を与えると考えられています。
つまり、環境を整えることによって、むし歯や歯周病などの疾患を予防できる可能性が高い!ということです。
生活習慣形成こそが予防のカギ!
生活習慣病と言われることもある、むし歯や歯周病。この生活習慣は生まれてすぐ、主たる養育者の生活習慣を受け継いでいきます。
その生活習慣を好ましいものにしていくような関わりを、当院では『赤ちゃん歯科』としています。
予防はいつから始まるの?
疾患の発生や進行に大きく影響を及ぼすのが環境(=生活習慣)。その環境を整えていくことが予防の始まりです。予防は、お腹に宿った胎児期や、出生間もない乳児期からすでに始まっているのです。
口腔機能発達不全症を防げ
子どもが偏食・少食などで食習慣にトラブルを抱える場合は、「食」の観点だけでは解決できないことがほとんどです。睡眠不足により食欲が減退する場合や、活動量の不足(外遊びの減少)によって、睡眠がうまくとれないケースは珍しくありません。
その「食べる」「寝る」「遊ぶ」の、ひとつひとつの関わりをみていくと、お口の機能を発達させる取り組みであるから驚きです。
赤ちゃん歯科が目指すところ
私たちの赤ちゃん歯科のゴールは、むし歯予防という口腔に限局したものではなく、「心身ともに健康な子どもを育てる=その結果臓器のひとつである口腔も健康に育つ」という大きなところに設定しています。
【症例 1歳6カ月 男児】 この子が取り組んだ食をほんの少し紹介!
さまざまな野菜の味を楽しむべし
甘味の少ない大根・カブ・ピー
マンなど、味の薄いものや苦み
のある野菜からスタートするか
ら偏食になりにくい!
赤ちゃん相談会ではこんなアドバイス!
自分で一口大を習得すべし
食材をお子さんの口幅より大き
くすることで、自分の一口大を
覚えていくよ!
赤ちゃん相談会ではこんなアドバイス!
あぐあぐ噛む食材を取り入れるべし
ごぼうやセロリなど、飲み込めな
い繊維の多い野菜でカミカミし
て離乳食前の練習をしよう。
赤ちゃん相談会ではこんなアドバイス!
栄養歯科
歯科治療に栄養の視点を入れることで、「甘味がやめられない」「歯周治療の時出血が止まらない」などの患者さんへ今までとは違ったアプローチをする事ができます。今回は歯科栄養あるあると解決策をお届け。歯科は予防の最前線! 口腔内から全身健康のサポートをしてみませんか?
歯肉は約60%がコラーゲンで出来ています。そのコラーゲンは身体の中で毎日作られています。そのため、毎日コラーゲンの材料となるタンパク質、鉄、ビタミンCを摂る事が必要になります。
野菜ジュースや100%果実ジュースは熱殺菌処理によりビタミンCがかなり減ってしまっています。摂るなら食材から!
あるある1 痛みを感じやすい
原因は?
糖化! 過剰になった血中の糖と、身体の中のタンパク質がくっついてAGE(糖化最終生成物)ができます。このAGEに身体の免疫機能が反応して炎症が起きることで、痛みや腫れ、発赤が起きます。
解決するには?
・糖のコントロールです!甘いものだけではなく、炭水化物の単体食べも血糖値の急上昇の原因になります。
・タンパク質を適量摂ること、食物繊維を摂ることです。血糖値が急激に上がりにくくなって甘いもの欲をコントロールしやすくなります。大人は体重×1.2gをおすすめしています。右図は、タンパク質60gを摂るとしたら食品の量はどのくらいになるかを示したもの。食事では摂れない方はプロテインやサプリメントも当院では勧めています。
あるある2 甘いものがやめられない
原因は?
血糖値の乱高下! 急激に血糖値が上がることで、インスリンが過剰に分泌し、血糖値が急激に下がることで身体が低血糖の症状を起こします。その時に、血糖を上げる手段として、甘いものを食べてしまうのです。
解決するには?
患者さんの意思が弱いせいではないので、責めずに血糖値コントロールの方法を一緒に考えてあげて、味方になる、気持ちを理解しようとすることが大切です。
口腔内だけでなく、体調や気持ちにも変化が起きます。DHやDrと連携することで、患者さんのファン化にもつながると確信しております!
あるある3 プラークコントロールはいいのに出血が止まらない
原因は?
コラーゲンの生成不足と糖化によるコラーゲンの劣化です。糖化を防ぐ方法は、「あるある 1」でお伝えした通りです。コラーゲンの生成不足は、コラーゲンの材料不足です。
解決するには?
タンパク質、鉄には種類があります。効果的に摂取するために、動物性を意識して食事をしてもらう事を患者さんにはお伝えしています。
植物性タンパク質は、動物性タンパク質と一緒に食べることで吸収力が UP☆
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