働き方やライフスタイルに多様な選択肢が広がる昨今、自ら新しい道を切り開いてチャレンジを続ける歯科衛生士さんにご登場いただき、心身の健康を維持し充実した人生を送る秘訣をお伺いします!
女性が働く上で様々な選択肢があります。結婚、出産を経験されたことを機に、資格取得など新しいステージを自ら切り開いている郷氏。「人生で一番挑戦してよかったこと」とは。
郷氏:開業です。長年口腔外科医として病院に勤務していた夫から開業を考えているという話をされた時は、医院の診療やマネジメント・経営に携わるとは考えていませんでしたが、臨床の現場が好きだったことや、やるからには中途半端なことができない性格もあり、現在は何よりも仕事をしている時が一番楽しいです。次男を妊娠中から開業準備を始め、出産後8ヶ月で開業し、フルタイムで働いています。子育てしながらの開業というプレッシャーに大変さを感じていたと思いますが、今となってはもう忘れています(笑)。
一緒に頑張って支えてくれているスタッフ、信頼し通院してくださる患者様のために、そして協力してくれる家族のためにも、一つ一つを丁寧に取り組んでいきたいと考えています。
一緒に頑張って支えてくれているスタッフ、信頼し通院してくださる患者様のために、そして協力してくれる家族のためにも、一つ一つを丁寧に取り組んでいきたいと考えています。
「個性心理学」を学び、考え方や伝え方を見直されたそうです。
郷氏:以前の私は、自分と違う考えの人を深く理解しようと思わなかった部分があります。しかし、様々な経験(特に子育て)や出会い・学びを経て、自分自身の考え方を見直しました。人の考え方や物事の解釈の方法には個性があり、実際口に出して話してみると何にポイントを置いているかが違うだけで本質は同じってこともあります。良好なコミュニケーションの為には、人を多面的に見るように心がけ、なぜ?どうしてそう思うのか?という部分を考えながら相手の話を深掘りして理解しようとする様になりました。これは患者様やスタッフとの関わりにも役立っていると思います。職場の人間関係が良好であることは、効率も良くなり、仕事を楽しむことができる第一歩ではないでしょうか。
「何よりも仕事をしている時が一番楽しい」と語る郷氏が歯科衛生士を続けている理由とは。
郷氏:やっぱり歯科の仕事と人と関わる仕事が好きなんでしょうね。その中でも歯科衛生士は、患者様の生活に関わりながら口腔という入り口を通して全身の健康、また笑顔を生み出すことのサポートができる素晴らしい職業だと感じています。生まれてから人生を終える時まで、人は口腔の機能によって支えられている部分が大きいです。そこに関わることができ、知識を深め技術を追求していくことで活躍の場を広げることができる歯科衛生士の仕事は私にとっては天職です。
現在の地位を築かれて「これを諦めなくてよかった」ことを教えてもらいました。
郷氏:歯科衛生士の仕事そのものです。25年間の途中に出産や育児のブランクを経験していますが、これほど継続できていることは他にありません。自分で限界を決めず、常に向上心を持つと毎日が同じとは感じません。継続し続ける大切さと、より深めていく努力から仕事の楽しさが生まれると思います。
忙しい日常を送られている中、リラックスできる趣味もたくさんあるそうです。
郷氏:定期的にお料理教室へ行っています。新しいレシピや味付けを知ることで幅が広がり、夫や子どもたちからの「うまっ!」が聞けたら心の中でガッツポーズです!よもぎ
蒸しやリンパマッサージに行ったり、腸もみに行ったりもします。脳を休めて「無」になる時間をもつことで自律神経を整えたいと思っています。あとは、早く寝る!ですね。睡眠に勝るものはない。嫌なことも寝て忘れるタイプです(笑)
蒸しやリンパマッサージに行ったり、腸もみに行ったりもします。脳を休めて「無」になる時間をもつことで自律神経を整えたいと思っています。あとは、早く寝る!ですね。睡眠に勝るものはない。嫌なことも寝て忘れるタイプです(笑)
郷氏が考える「美の秘訣」とは?
郷氏:外側からの美容にはやや疎いのですが、内側へ取り入れるものには気を遣っています。腸活のため日々の食事で発酵食品を多く摂るようにもしています。朝に自分で作る甘酒を飲んだり、毎日ロイテリ菌のサプリメントを摂取したりしています。ただ、楽しく美味しいものを食べるというのが好きなので、外食やお取り寄せもよくします。アルコールも甘い物も大好きです(笑)
最後にFEEDNOTE読者の衛生士さんに、働き方や生き方の応援メッセージをいただきました。
郷氏:近年、歯科衛生士としての働き方は多様化してきていると感じます。しかし、歯科衛生士にとって専門的な知識や技術の提供ができることは必要不可欠ですし、医療人としての誇りと責任は絶対に忘れてはいけないと思っています。自分はどんな歯科衛生士で在りたいのか?どんな人生を歩みたいのか?そこから、何をすべきかを逆算していくと、目標へ近づくための毎日が充実するように思います。例え思い通りにいかなくてもチャレンジし、好きなことを見つけてみてください。そこに至るまでに無駄な時間などありません。自分の強みは必ず好きなことの中にある!それを見つけ、歯科衛生士としても、人としても輝ける人生を送って欲しいと思います。