細田歯科医院（東京都葛飾区）
• 国際先進学際歯科学会（ICOM）
• 国際オーソモレキュラー学会(ISOM）
• 国際口腔インプラント学会 認定医（ICOI）
• 神奈川歯科大学・ウィーン大学
• 咬合医学研究所
• 日本咬合学会 認定医
• 日本歯科アンチエイジング学会 認定医
• 日本歯科人間ドック学会 認定医
• 臨床研修指導医
• 日本コーチ協会 認定メディカルコーチ
フレイル対策とセルフメディケーション推進は、患者さんの「気づき」から始まる
【角】最近は「予防歯科」という言葉を、流行語のように色々なところで耳にします。「予防歯科」もセルフメディケーションの一環だと思うのですが、個人的にはそれらの本質は、患者さんの「気づき」なのではないかな、と思っています。
【中原】僕も同意見です。患者さんに自分の健康に対して責任を持ってもらう、患者さん自身に自分の健康について考えてもらうことに、予防歯科の本質はあるのでしょうね。また、患者さん自身の気づきがあると、おのずと自分の口腔環境にも関心が生まれて、行く行くはフレイル対策にも繋がっていくと思うんです。
その為にＡＩＳＡＳ（※）の、「注意」を促して、「興味をひく」ことが大事なのかなと思い、患者さんに気づきを与えられるきっかけが増やせるものはないかと考え、「オーラルセルフケアマイスター」という資格を設立しました。「オーラルセルフケアマイスター」とは、歯科医院で取り扱っている歯磨剤や歯ブラシなどの成分・効能効果・使い方などを正しく学び、患者様一人一人に合ったアイテムを提案できる知識を得たスタッフである、という資格です。助手さん、受付の方、管理栄養士さんなども取れる認知された資格にしていこうと思っています。
「待合室物販」と「オーラルセルフケアマイスター」の二本の柱でセルフメディケーション推進を行う
【角】資格を設立するというのは面白い発想ですね！その「オーラルセルフケアマイスター」も、今注力している待合室物販も、始めから患者さんに気づきを与えるために行っていたのですか？
【中原】そうですね。待合室物販を始めたきっかけは、スーパーの歯ブラシコーナーのディスプレイをアドバイスさせてもらった際に、売上げが上がって嬉しかったという経験でした。そして歯科医師になり、自分の医院で色々と試行錯誤していくなかで、物販コーナーに歯ブラシや歯磨剤を置いておくだけでなく、「患者さんにとってどんな清掃器具がベストなのかを臨床的視点からアドバイスしていくべきだよな」、と強く思うようになっていき、「オーラルセルフケアマイスター」の構想ができました。
【角】患者さんに対してもそうですし、医療従事者の皆さんにも、物販というものを通じて教育をしていますし、助手さん、受付の方にオーラルセルフケアマイスターの資格を与えることで、クリニックが一丸となって患者さんに気づきをプレゼントしようとしますよね。「医療としての物販」を意識することで、患者さんのセルフメディケーション推進やフレイル対策に繋がるのだなと、目からウロコです。
【中原】将来、どれだけＡＩが発達しても診断というのは絶対に我々がしなくてはいけないし、歯科診療はなくならないと思うんです。
【角】患者さんの口腔内には、そこに至るまでのそれぞれのストーリーがあると思うので、気持ちに寄り添いながらも、冷静に診断をすることは人間にしかできないといます。
【中原】プロと素人の大きな違いは、明確に診断に現れます。未病の方が、メインテナンスに歯科に訪れて、サービスや気づきを得に来るような社会になるといいなと思って日々活動しています。
講師：中原維浩
令和元年９月８日（日）、１１月１０日（日）
＜AMの部 9：00〜12：30＞
ベーシックコース 認定テストあり
＜PMの部 13：30〜17：00＞
アドバンスコース 認定テストあり
※アドバンスコースはベーシックコース合格者が対象
同日でアドバンスコースまで受講できます。
＜開催場所＞戸塚駅前 トリコ歯科
＜セミナー受講料＞
歯科医師：18,800円（税抜）
医院スタッフ：9,800円（税抜）
同時申し込みで割引あり
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